累計460万部を突破している自己啓発本
人気シリーズ1作目『夢をかなえるゾウ』
ごく普通のサマリーマンである
「主人公」
関西弁をしゃべる胡散臭い神様
「ガネーシャ」
ガネーシャから
「成功したいか」を問われ戸惑う主人公が
それでも「成功したい」と強く望む
ガネーシャから1つずつ課題が出される
渋々ながら課題をこなしていく主人公
課題を通して
今の自分に何が足りなくて何が必要か
それを考え行動すること教えてくれる1冊
2人の面白くもためになる対話を通して
習慣や考え方に至る部分を
偉人達から学んでいく物語
その中でも
特に紹介したい4つを厳選して紹介します
それ以外の内容も
どれもためになるものばかりです
この本が気になった方
他の内容も知りたいと思った人は
是非とも本を手に取って読んでみることをオススメします!
目次
成功への近道は人の言うことを素直に聞いて実行する
ガネーシャからの課題を聞いた主人公が
「そんなことで成功するのか」と疑問に思った時に
ガネーシャから成功しない1番の重要な要素は
【人の言う事を聞かない・自分の考え方にしがみついとる】
とはっきり言われます。
それを聞いて「いやそうは言っても…」や
「今までやってきた事をいきなり変えるのも…」
思う人がいるでしょう。それもそのはずです。 何故なら『人はやらないことを探す天才』だからです。
人がやらないところに価値がある
『人はやらないことを探す天才』と述べましたが
そのやらないことに「価値」があります。
ガネーシャからトイレにまつわる話しを聞いた主人公
トイレ掃除?と聞いて皆さんは
「家のトイレならするけど…」とか「やれと言われれば…」
とかはあるかもしれませんが職場や働いている場所のトイレを
好きで掃除しますか?と言うことです。
かの有名な松下幸之助も誰よりも早く会社に行き
仕事をする前にトイレ掃除をしていた。という話しが出てきます。
1番汚いところを掃除する。これは誰もやりたがらないことですよね。
そこに「価値」が生まれるということです。
何故ならそれが 一番喜んでもらえること=人の欲を満たすことにつながります。
1番喜んでもらえること=人の欲を満たすことを考える
ガネーシャから
「人はどんな人に集まると思う」聞かれ
主人公は
「好きな人のところでしょうね」と答えました。
加えて、ガネーシャから「どんな人が好きになる?」と聞かれ
「人それぞれでしょうね」と言う主人公に対して
ガネーシャは
「自尊心を満たしてくれる人のところに集まる」と 言い放ちます。
人は自分のことが大好きな生き物です。
それは悪いことではなくとても大切なことです。
ですが、みんな自分のことが大好きなら
誰が自分のことを好きになってくれますか。
みんな自分の自尊心を満たしたくてたまりません。
「自尊心を満たすこと」=「自分の欲を満たすこと」
そう置き換えて考えて行動する。
そうすれば自ずと成功につながります。
マネすることは恥ではない
ガネーシャは主人公に
「成功しているやつはたいがいコピーするのがうまい」と
すると主人公は「恥ずかしい」「何か気後れする」と言います。
ガネーシャはそれが
『自分にベクトルが向いとる』=『自分らの勝手なプライド』
と言い放ちます。
そんな、ガネーシャから
音楽家のモーツァルト、ウォルマート創始者のサム・ウォルトン
アップルのスティーブ・ジョブスも「マネ下電器」と揶揄された
現パナソニック創業者である松下幸之助
それ位、偉大な人たちは自分の強みを活かして
人を喜ばせるために模倣しています。
最後に
本書に書いてある29の課題はどれも難しいものではなく
意識的にやろうと行動しなければ結局やらなくなります。
一つ一つの課題が必ず成功に結びつくかどうか
それは正直なところ続けてみないと分かりません。
しかし成功を収めている方達の考え方
行動の本質には必ず「人を喜ばせたい」
「もっとこうしたら良くなる」といった
考えや価値観があります。
そういった考え(マインド)や行動をマネすること
それが一番成功する近道ではないでしょうか。
引用
・「自分らは自分にサービスすることばっかり考えてるやろ。自分のエゴや欲を満たすことしか考えとらんやろ。でもな、もっと他人にサービスすること考えて、その事を自分の喜びにしてかんとあかんで。」
・「その欲を快適に満たして、その対価としてお金をもらうんが今の世の中では『ビジネス』って呼ばれてんねんや。」
・『ビジネスの得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ』てな。「人にどんな欲があって、何を望んでいるか、そのことが見抜けるやつ、世の中の人たちが何を求めているかが分かるやつは、事業を始めてもうまくいく。上司の欲が分かっているやつはそれだけで早く出世する。せやろ?」
・「人はな、わざわざ『〇〇が欲しい』なんて教えてくれねんのや。」
・「マネするんはな、お客さんを喜ばせるためなんや。人を喜ばせるという目的に照準が合うてたら、人のマネすることに恥ずかしさなんか感じひんのや。いや、好き勝手パクってええってことやないで。たとえば同業者のやってることマネさせてもらうんやったら、それなりに筋通さないかんこともあるやろ。でもな。早う成長して、早う技術覚えて、もっと多くの人をもっと喜ばせたいいう思い、それが何より大事なんや。分かるか?」
・「トイレ掃除をする、ちゅうことはな。一番汚いところを掃除するっちゅことや。そんなもん誰かてやりたないやろ。けどな。人がやりたがらないことをやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。
・「ちゃうな。今からめっちゃ重要なこと言うから覚えてとくんやで。ええか? 人は、自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まるんや」
・「でも成功してるやつ見てたら分かる思うけど、たいがいコピーするのがめっちゃうまいで」
夢をかなえるゾウ(水野 敬也 飛鳥新社)
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