「まだ言葉がわからなくても、一緒に笑い合える絵本ってあるんだ。」
そう感じさせてくれたのが、『いないいないばあ』でした。
『いないいないばあ』は、0歳から楽しめる絵本として長く愛されてきた一冊です。
まだ言葉がわからない時期でも、“ばあ”の瞬間に笑顔が生まれる、不思議な魅力があります。
■ 本の紹介
- タイトル:いないいないばあ
- 文:松谷みよ子
- 絵:瀬川康男
- 出版社:童心社
- 対象年齢:0歳〜
- 価格:880円(税込)
■ 今回紹介した絵本はこちら
■ 先生と子どもの会話
先生:「この絵本、どうだった?」
男の子:「“ばあ”のところが楽しかった!」
女の子:「もう一回読みたい!」
先生:「やっぱり“ばあ”って楽しいよね」
男の子:「次はぼくも言う!」
女の子:「いないいない……ばあ!」
先生:「それが、この絵本の楽しさだね」
■ この絵本が伝えたいこと
『いないいないばあ』が伝えてくれるのは、
言葉を覚えることだけではなく、
“顔を見合わせて笑う楽しさ”なのかもしれません。
まだ言葉が少ない時期でも、
親の声やページをめくるリズム、
そして“ばあ”の瞬間に生まれる笑顔は、
きっと子どもの記憶のどこかに残っていくのだと思います。
■ 読み聞かせのコツ3選
- 「ばあ」の前で少し間をつくる
期待感が生まれ、赤ちゃんの反応が出やすくなります。 - 同じリズムでくり返し読む
赤ちゃんは内容よりも“安心できる流れ”を楽しんでいます。 - 反応を急がない
笑わなくても大丈夫。じっと見ることも大切な反応です。
■ もう一度、子どもたちと
先生:「さっきより笑ってたね」
男の子:「“ばあ”が好き!」
女の子:「もう一回!」
先生:「それなら今日は何回でも読めそうだね」
男の子:「いっぱい読む!」
女の子:「また“ばあ”したい!」
先生:「きっとそれが、この絵本の魔法なんだね」
■ みどころ
この絵本の魅力は、とてもシンプルなのに、
読むたびに子どもの反応が変わるところです。
くり返しのリズム、
わかりやすい絵、
そして“いないいないばあ”という遊びそのものの楽しさが、
自然と親子の時間をつくってくれます。
■ おすすめ理由
『いないいないばあ』は、
「はじめての絵本」に迷ったとき、とても選びやすい一冊です。
- 0歳から楽しめる
- 親子の反応が見えやすい
- 長く愛されてきた安心感がある
読み聞かせの入口として、
とても心強い存在だと思います。
■ 最後に
問い:なぜ赤ちゃんは「いないいないばあ」で笑うのだろう。
答え:顔が見えるからだけではないのかもしれません。
そこには、
毎回同じようで少しずつ違う、
親子の呼吸があります。
絵本とは、知識を増やすものというより、
日々の記憶をやさしく積み重ねるもの。
『いないいないばあ』は、
その始まりにぴったりの一冊だと思います。
■ 次回予告
次回は『かがみピカピカ』をご紹介します。
赤ちゃんが自分の姿や光に反応する楽しさを、
読み聞かせの視点で見ていきます。

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